2022年 冬アニメ
今回は始まる前から期待していた「天才王子の赤字国家再生術」について。見終わった感想を書いていきますよ!
ざっくりとしたあらすじはYoutubeで見てね!
頭脳戦系の小難しい話かと思ったら意外と気楽に見れるエンタメ系アニメだと思いました。
でも、人物・舞台設定などかなり細かいのでしっかり見ていないと話に乗り遅れることがあります。←のほほんと見てたら乗り遅れた。
魅力ある登場人物をなんとか1クール内に描き切れたと思えた作品なので最後まで楽しめました。
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知略貼り廻らせるも上手くいかない主人公をコミカルに描写
主人公のウェインは文武両道だけど生粋の怠け者のナトラ王太子。だから摂政となっても自国が弱小国家でどうにもならないからとっとと売国して優雅な隠居生活をしたいという発想になってしまう。
そこで高値で国を売ろうと持ち前のずる賢さ(?)でいろいろと画策するのですが「なかなか上手くいかない面白さ」がこの作品のキモとなります。
周りで起こる事件が意図する方向に行かず、しかし結果としては図らずも得をしてしまう。
毎回そんな感じなので最初はなんだかウェインは頭いいのか悪いのかよくわからんなとストレスを感じていました。タイトルに「天才」と書かれていたのでなおさらです。
頭脳戦を期待していたのでそこは的外れだったかなと。
でもウェインの戦略などは間違っていなくて、思惑とはかけ離れたところに上手く着地してしまうところを逆に楽しむように見れば面白い作品かなと感じました。
また、ずる賢いお調子者に見えるけれど、ゆずれない部分はブレずにしっかり熱血してるのでそこが本作の主人公であることを証明していて安心します。
世界観がしっかりしていて設定的にシリアスな部分もあるので、ただコミカルに描かれているところを楽しんでいるだけだと中盤からの話の展開についていけなくなるのでご注意を。
ニニムの一人勝ち
ニニムはウェインの補佐官で、怠け者のウェインがさぼらないよう日々、厳しめに接しています。だがそこがいい。
まあとにかくこのニニムが「可愛い」と大人気!
可愛くて頭がよくて剣術に長けていてツン要素も兼ね備えている。むやみにデレない。ほぼ完璧です。
高橋李依さんの声と落ち着いた話し方が本当にニニムにめちゃくちゃ合ってると思います。
魅力的な女性キャラが多数登場しましたが最終的にニニム一人勝ちだったのでは!?
「ヴーノ大陸」では差別されているフラム人なのですが、ナトラ王国では保護を受けているためウェインとは幼馴染でもあります。
コントのようなやり取りで笑わせてくれるこの二人の関係がなんとも言えないんですよね。お互い、好意は持っているのでしょうがナトラの王太子と迫害を受けているフラム人ということでもし好きになって結婚となると大変なことになるということを二人はよく理解しています。
今回のアニメでは二人とも恋愛感情らしきものを確認することはできませんでしたが、もし続編があるとすれば二人の関係がどうなるのかとても気になるところです。
キャラの魅力を12話内になんとか落とし込めた!
天才王子の赤字国家再生術はキャラで魅せる作品でもあると思います。
聡明で魅力的なキャラが多いので、アニメ12話内でどれだけキャラを登場、活躍させることができるか、製作者サイドも大変だったのではないでしょうか?
ラノベ原作ファンからすれば物足りないという意見が出るでしょうが、12話の中にギリギリ、登場したキャラの魅力を描き切れたんじゃないんですかね。ほんとギリギリですが上手くいったのではないかと思います。
ウェイン、ニニム、ロワ(ロウェルミナ)、フラーニャ、グリュエール王はけっこう出番ありましたが、ナナキ、ハガル将軍、カルドメリア、トルチェイラあたりはもっと詳しく知りたかったですね。
特に正体を明かしてからのゼノヴィアはもっと見たかった!!
トルチェイラは出番ほとんどなかったけど声が釘宮理恵さんだったからか印象には残った。これも計算?
ちなみにカルドメリアはレベティア教の福音局局長で、50歳超えているんですって。見えないんですけど!え?魔法とかあったっけこの物語?
あと、カルドメリアのCV能登麻美子さんのあのしゃべり方は某タイムリープ系アニメ作品で殺し屋役演じてからすっげぇ怖い(苦笑
まとめ
重厚でシリアスな頭脳戦というよりはコミカルな知略の攻防戦が面白い本作。
舞台背景を理解しつつコメディ部分を楽しむことができれば面白い作品だと思います。
本作は綺麗に終わりましたが、抜群にキャラ魅力がある作品なので2期があれば是非、見たいと思えるアニメでした。期待!
天才王子の赤字国家再生術 はdアニメストア、U-NEXTなどで見られます!
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