2022年 冬アニメ
少し遅くなりましたが「その着せ替え人形は恋をする」を見終わって思った感想なんぞを書いていきたいと思います。
人気作ひしめく2022年冬アニメの中でも注目度が高かった「その着せ替え人形(ビスクドール)は恋をする」略して「ビス恋」。
アニメ人気で火がついて原作漫画も注目されちゃったこの作品。とにかくヒロインの喜多川海夢(きたがわまりん)ちゃんの人気がすさまじい!
ギャルで読モなのにオタク趣味がディープという設定。なにより思ったことはなんでもズバズバ言うはっきりした性格&美人でかわいい。そりゃ人気も出るよねというキャラです。海夢のイラストを描く方やコスプレする方がアニメ放送開始から急激に増えたんじゃないですかね?
本作の主人公は男の子で高校生の五条新菜(ごじょうわかな)くんなのですが、ヒロイン力が非常に強い海夢ちゃんにやや押され気味。とはいえ、五条君もめちゃくちゃいいひとで決めるところは決める男なので応援したくなる主人公です。
さてさて、ごじょー君(海夢にこう呼ばれている)と海夢ちゃんのラブコメはどんな具合だったのか?筆者の感想を書いていくよ!
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主人公とヒロインの魅力について!
原作漫画を読んでいない筆者は初見がアニメだったので先入観なしに楽しむことに。
アニメを見始めると「すごく丁寧に作られた作品だなぁ」という印象でした。作画もめちゃくちゃ気合入ってて綺麗だったけど!
前半は、ごじょー君と海夢ちゃんの二人にスポットを当ててそれぞれの人物がどのような性格なのか?夢は?悩みは?など丁寧にわかりやすく、時に面白く伝えてきます。
普通、ラブコメ作品なら一話目から個性豊かなキャラがガンガン出てきて騒ぎまくるところでしょうが、「その着せ替え人形は恋をする」では他のキャラクターはほとんど絡んで来ないという徹底ぶり。(※ごじょー君のおじいさん以外)一話まるまる二人っきりの回ってものありましたね。
そのお陰で主人公とヒロインの性格や考え方、価値観などがよくわかり、ふたりのメインキャラクターに感情移入ができました。
二人とも魅力的なキャラ(特に海夢ちゃん)なのですが、性格の異なる二人の考え方それぞれに共感できるようになるので話の展開に納得できて面白いんですよね。
ここまで時間をかけて丁寧に二人について伝えているのにテンポはよく、コメディ部分ではしっかり笑わせてくれるのがすごいと思いました。
海夢はオタクなの?
ギャルで読モをやっている海夢ちゃんは学校でも人気者!美人でスタイルもよいリア充なキャラ。でもアニメや漫画・ゲームで好きになったキャラを溺愛してそのキャラになりたい!コスプレをしてみたい!という重度のオタク趣味の持ち主です。
自分が好きなものや好きなことは誰に何と思われようが好き。という性格から、自分が正しいと思うことは絶対に曲げない強い意志を持った女の子。正しいと思うことはごじょー君にも勧めています。
でもこの「ギャルだけどオタクなかわいい女の子」だけなら海夢ちゃん人気はここまで出なかったんじゃないかなと思います。
もともとの性格が好きなものは好きというのが根底にあるので、彼女にとってコスプレもアニメキャラを溺愛するのも「好きなものは好き」「それは誰にも否定されたくない」という気持ちからきているものでオタク趣味を愛する女の子とは違うかな?と感じました。
つまり海夢ちゃんはコスプレをオタク趣味だとかなんだとか区分けして考えていないんでしょうね。
「好きなものには正直に全力で好きを表現する」それが海夢ちゃんの最大の魅力かと思います。
その気持ちが後半の「ラブ要素」にどうかかわってくるのですが、それはもうとても可愛く描写されています♪
ラブコメのラブ要素とコメディ要素の比率が抜群!
ラブコメといえば「ラブ」か「コメディ」のどちらか寄りになると思いますが、「その着せ替え人形は恋をする」では笑えるし、胸キュンするしでラブ要素とコメディ要素のバランスがすごくよかったと思います。
ここはひとによって感じ方が変わるかと思いますが、筆者はラブ要素とコメディ要素が半々ぐらいだったかなと感じました。
どかんどかんと笑わせるんじゃなくギャグもセンスのいい笑いって感じ。ラブの部分は二人ともウブなのでそこがまた胸キュンな展開になっております。
ただ、後半はラブ要素強めだったので二期をやるようであればラブやや多めな展開になるのかなと期待しております。※原作読んでないのでわかんないけど。
まとめ:胸キュンの理由はリアルさ重視!?
これいうと「え?」と思われるかもしれませんが、意外にもリアル重視なラブコメだったのではないかと思います。
いくつか都合のいい設定こそありましたが、それでも「とんでも設定」はなく、意外と現実にありそうな設定だったと思いますし、主人公のごじょー君の悩みとか普通にみんな持っているだろうし、海夢ちゃんの好きは好きを貫くタイプってけっこういると思うんですよね。
そういった漫画チックではあるけど同時にリアルな設定がこのアニメの胸キュン要素に繋がってくるように感じます。
アニメ12話で前半、ふたりは人としてお互い認め合うようになっていきますが、後半は互いを異性として意識するようになっていきます。
ギャルが出てくるアニメと聞くとドタバタ劇をイメージする方も多いでしょうが、この作品は一味違います。
ギャルの魅力はそのままでしっかりラブ&コメディしてる最高に面白いアニメなので、見ていないという方は是非、視聴してみてください。
ちなみに筆者の中ではラブコメアニメ作品の中でも一、二を争う作品になっちゃいました。「その着せ替え人形は恋をする」おすすめです!
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