2023年 夏アニメ
今回はアニメ「AIの遺電子」が視聴できるネット動画配信サービスをご紹介します。
人間とAIが共存する近未来、悩めるヒューマノイド達を治療する医師の物語。「心」とは人間にしかないものなのか?ヒトとAIとロボットの共存により起こるトラブルや新体験とは?
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また、第1話~第5話まで見た感想なんぞも語っていきたいと思いますのでよろしくお願いします!
【視聴できる動画配信サービス】
アニメ AIの遺電子を「見放題配信」しているネット動画配信サービスをご紹介!
動画配信サービス | 配信状況 | 無料期間の有無や特典など |
Amazon プライム・ビデオ | ◎ | 30日間無料体験あり |
U-NEXT | ◎ | 31日間無料トライアルあり、 600ポイント付与 |
dアニメストア | ◎ | 31日間無料期間あり |
Hulu | ◎ | 2023/8/30朝、 無料トライアル提供終了 |
ABEMAプレミアム | ◎ | 無料期間なし |
DMM TV | ◎ | 初回30日間無料、 550ポイント×最大3カ月 |
Pontaパス | ◎ | 初回加入時より 30日間無料あり |
バンダイチャンネル | ◎ | 決済方法により無料期間が異なる (※1ヶ月間・初月・なし) |
TELASA(見放題プラン) | ◎ | 初回2週間無料おためし期間あり |
Lemino プレミアム | ◎ | 初回初月無料キャンペーンあり |
FOD Premium | ◎ | 初回2週間無料トライアルあり (※キャリア決済を除く)、 100ポイント付与 |
アニメ放題 | ◎ | 初回1カ月間無料特典期間あり |
他に都度課金の動画配信サービスもありますが、今回は「見放題配信」のVODを厳選してご紹介しました。また、単体契約では視聴不可能なサービスも紹介しておりませんので予めご了承お願い致します。
【第1話~第5話まで見た感想】
※アニメの感想は筆者個人の意見であることを予めご了承お願い致します。
ヒト、ヒューマノイド、ロボットが当たり前に共存する世界
人間とAIが共存する近未来に、主に人間と等しい能力を持つヒューマノイドを治療する「新医者」を描く物語。※ヒューマノイドの治療と人間へのインプラント手術などの両方を行う病院を「新医院」と呼んでいる(必要があればロボットも直すことになってる)。
アニメ「AIの遺電子」一話完結型の物語として進んでいますが、それとは別に主人公「須堂光(ひかる)」の生い立ちや家族、裏の仕事などの描写が要所にあり、この作品の本筋のように描かれているので見ていて後を引きますね。
このアニメを見た第一印象は「手塚治虫先生がご健在であれば描きそうなテーマ」でした。原作者の山田胡瓜先生も手塚作品に影響を受けたそうなので、こういった印象を受けるのも不自然ではないのかも。
人間とAIの共存はアニメでよく描かれるストーリーですが「差別」とか「対立」「反乱」「支配」などの話が多いイメージですよね?
しかし、AIの遺電子は一風 変わっていて既に人間とAIは当たり前のように「共に暮らす仲間として認知されてる世界」になっているのが面白いところ。ただ、舞台となる日本(?)ではAI差別などがないようですが世界レベルではいろいろと問題は起こっているようです。
人間とヒューマノイドが恋愛したり結婚したり、養子として迎え家族として一緒に暮らしたりするのがもはや不自然ではないこの世界観に、視聴者は最初は追いついていけず戸惑うことになるかと思います。
しかしそこがこの物語の肝で、人間社会で暮らせるヒューマノイドだからこその悩みがあり、そのため病気などになってしまう。それを治すのが新医者である須堂なのですが
ヒューマノイドが「なぜそのような悩みを持つのか?」「なぜ病気になってしまったのか?」「なぜ治療が必要なのか?」
を見る側に問いかけるようなストーリー構成になっているのがAIの遺電子の最大の魅力だと思われます。
須堂はヒューマノイドを治療して治してあげるのですが「問題の答え」はあやふやなまま完結することもあります。毎回、この件について視聴者の皆さんはどう考えますか?と言われてるみたい。
さらにそこに「ロボット」という存在が介入してきます。この世界でのロボットとはヒューマノイドとは違い、例え人間型であっても人権を持たず、人々の暮らしを支えるための機械。つまり道具という立ち位置です。
特に印象的だったのは第3話でロボットに心はあるのか?という問いでした。プログラムとして機能する意思や感情が心とは呼べないものであれば、人間やヒューマノイドの心も本当に心と呼んでいいものなのでしょうか?と考えさせられます。
須堂「そもそも心なんて、誰にも無いかもしれんぜ」
アニメ AIの遺電子 第3話より 引用
ヒト、ヒューマノイド、ロボットが日常的に共存しているから生まれる問題は「おそらく近未来、現実でも起こるであろう問題」です。
それはいままで常識だと思っていたものが根底から崩れ去り、新しい常識が生まれる可能性があることを示唆しているように思えました。
近未来設定とはいえ、AIの遺電子 のような世界が現実になるにはまだまだ時間はかかると思います。それでもAIという新しい仲間があなたの隣に居る未来はそう遠くはないでしょう。
フィクションとはいえ今後のAI時代をどう迎えるのか?考える機会を与えてくれるよいアニメだと思います。
また、単に人間とAIとの関係を描くのではなく、女性ヒューマノイドを好きになる女性ヒューマノイドが告白を悩んだり、芸術面で突出した才能を持っているがすぐカッとなってしまう性格のため周囲と馴染めないヒューマノイドも存在していたりと、個性や多様性をテーマにするエピソードも多く含まれるのがAIの遺電子の特長のひとつ。
「家族愛」が描かれることも多いので家族で一緒に見て、あれこれ意見を述べあうのもよいかもしれませんね。
人間と区別できない?AIの遺電子のヒューマノイドの見分け方
一話完結形式を取っていることもあり、メインとなる登場人物は少ないです。毎回出てくるのは主人公の須堂光、看護師の樋口リサ、医療用AIのジェイの3人ぐらいしかいません。
そのためキャラクターをたくさんおぼえなきゃいけないということもなく、難解なストーリーを集中して楽しむことができます。
看護師の樋口リサは須堂に好意を持っているのに肝心の須堂はまったく気にしておらず、毎回むくれるのがめちゃくちゃ可愛い。昔からの付き合いということで人間かと思いきやヒューマノイドだったのは驚き。それだけ人間とヒューマノイドが自然に暮らしている世界なんだなと実感できるのがこの二人の関係です。
そもそも須堂自身、養子としてヒューマノイドの母親に育てられた人物であり、ある犯罪で囚われている母親のコピー人格を探すことが須堂の目的だったりするのでここは少しややこしいところ。
実はヒューマノイドは体が壊れても部品交換で治すことができるけど電脳が壊れたら死ぬ。人格も老化するため不死ではなく寿命が存在します。
そこで「電脳のバックアップを取れば永遠に生きれるんじゃない?」という考えが出てきますが、これがこの世界では「違法」となっており違反したものは「重罪」となるのがこの物語のポイントとなります。
この世界ではヒューマノイドは限りなく人間に近い存在でなければならないのでしょう。
ただし、MICHI(ミチ)のような「超高度AI」と呼ばれる超すごいAIがいて人間やヒューマノイドを管理していたりするのもこの世界の現実。
他のAIアニメのような過激なSF展開にはならず、リアルに未来のひとつを予見したようなストーリーに合わせたキャラクターが登場するのは見ていて新鮮ですね。
また、中盤には瀬戸という須堂とは考え方の異なるクセのある新医者が登場。どうやらライバル・ポジションのキャラとなるようでいい感じの対立に期待しちゃいます。
そして伝えておきたい重要な点がもうひとつ。AIの遺電子では ヒト、ヒューマノイド、ロボットが同じ姿かたちで登場するため、誰が人間なのかAIなのか説明がないと判断が付きませんが、
どうやら「目の瞳孔の形が横長」なのがヒューマノイドらしいです。
黒目の真ん中の部分ですね。OPムービーで登場する赤ちゃんの目のカタチ。
人間の瞳の瞳孔は「丸」なのですがヒューマノイドの瞳孔は「横に長い形」をしているのでここで見分けることができます。
この目の描き方なんですが、人間だと思ってみていたキャラクターをあとから見返すと瞳孔の形が横長で「ヒューマノイドだった!」と気付くことがあり、そこはなんだかゾクッとします。
ゾクッと感じるのは自分がまだAIが世界に溶け込んでいる未来に違和感を持っているからでしょうね。さて今後、この考えはどうなっていくのか自分でも楽しみです。
この「瞳孔の形」を調べるのはかなり面白いので過去回に登場した人物の目をもう一度見てみてください。人間だと思っていたキャラがヒューマノイドだったりするのでびっくりすると思いますよ。
【まとめ】
AIの遺電子 は見ていくうちにジワジワと面白さが増していくタイプのアニメ!考えさせられる系のアニメが好きな人はきっとハマるんじゃないかと思います。
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