広告つきABEMAプレミアムとは？料金と他のプランとの違いを比較

2024年10月11日（金）よりABEMAは、新プラン「広告つきABEMAプレミアム」の提供を開始しました。

ご存じのとおり、ABEMAは、ニュース、ドラマ、アニメ、スポーツ、恋愛番組など、幅広いジャンルを扱う動画配信・放送サービスです。

これまでABEMAには、無料プランの「ベーシック」と有料プランの「ABEMAプレミアム」がありましたが、このたび「広告つき」で料金が抑えられた新プラン「広告つきABEMAプレミアム」が登場しました！　

月額利用料は、なんと「580円（税込）」と、広告付きとはいえ、なかなかリーズナブルなお値段となっています。

この記事では、新しいプラン「広告つきABEMAプレミアム」の料金や他のプランとの内容の比較、

そして他の動画配信サービスと比べた場合、広告つきABEMAプレミアムはお得なのか？などを検証していきたいと思います。

広告つきABEMAプレミアムに加入するかどうかの参考にしてみてください。

【広告つきABEMAプレミアム 料金と内容 比較】

プラン名	ベーシック	広告つきABEMAプレミアム	ABEMAプレミアム
月額利用料	無料	580円（税込）	960円（税込）※11/26以降1080円（税込）
視聴できるコンテンツ	無料対象コンテンツのみ	無料対象 ＋ ABEMAプレミアムコンテンツ	無料対象 ＋ ABEMAプレミアムコンテンツ
オンデマンド広告	あり	あり	なし
追っかけ再生	×	×	○
ダウンロード再生	×	×	○
同時視聴可能デバイス数 ※1	–	1台	2台

※1 ABEMAプレミアム限定作品の同時視聴可能デバイス数

また、オンデマンド広告、追っかけ再生の可否は一部対象外コンテンツあり
　

◆追っかけ再生とは？

ABEMAには「放送」コンテンツがあるため、配信が開始されたコンテンツを配信中でも最初から視聴、または現在の放送地点まで追いつくことができる機能です。

ただし、対象外の番組があります。また、コメントの閲覧や投稿に対応していません。
　

【広告つきABEMAプレミアムのメリット】

◆ABEMAプレミアムコンテンツが580円で視聴できる！

なんといっても一番のメリットはABEMAプレミアムのコンテンツが視聴できることでしょう。

月額利用料は税込580円と動画配信サービスの中では安めの設定です。

ABEMAプレミアムは、2024/11/26以降に月額利用料が 1080円（税込）に値上げされるため、たとえCMが入っても安く抑えられるならという方は、広告つきABEMAプレミアムへプラン変更するのもアリでしょう。

もちろん、今までABEMAプレミアムに入りたかったけれど月額利用料が高くて加入できなかったという方にも吉報と言えます。

おそらくABEMAを無料で見ていた方も多いでしょうから、好きな時間に好きな番組を見れるというのは大きなメリットと言えますね。

広告こそ入りますが、魅力のあるコンテンツが視聴できるというのは大きいです。
　

【広告つきABEMAプレミアムのデメリット】

◆広告は当然流れる

広告つきABEMAプレミアムである以上、広告が流れるのは仕方ありません。

しかし、気になるところは「広告がどれぐらい入るのか？」ですよね？

広告つきABEMAプレミアムの広告の長さ、頻度は視聴者によってカスタマイズされるので視聴者によって異なるでしょう。また、ABEMA側でいくらでも長さや本数は調整できるため、もしかしたら短くなるかもしれないし、長くなるかもしれません。

本音では「広告つきABEMAプレミアム」から「ABEMAプレミアム」への誘導したいでしょうから、ある程度の覚悟は必要かもしれません。

広告は無料のベーシックでも以前より長く、本数も多くなってきているため（TVのようにCM5本とか当たり前になってきた）、これからどうなっていくかはわかりませんが、ベーシックと同等の長さ、頻度と考えたほうが無難だと思います。

◆追っかけ再生は使えない

残念ながら「追っかけ再生」機能は利用できません。ABEMAの持ち味のひとつである「放送コンテンツ」はリアルタイムじゃないと全てを楽しむことはできません。

ここは「追っかけ再生を必要とするコンテンツ」を視聴する人と視聴しない人で価値が分かれるところでしょう。アニメやドラマのように「動画コンテンツ」が見れればよいという方にはそれほど影響ないかもしれません。

◆ダウンロード機能も使えない

筆者が個人的に残念に感じるのはダウンロード機能がないことです。広告つきABEMAプレミアムの月額利用料580円と同等の動画配信サービスの多くはダウンロード機能があるので、競争面でも不利でしょう。

特に若い方は外出先で視聴することが多いでしょうから、視聴時に通信費がかかるのは大きなデメリットと言えます。

とはいえ、ダウンロードできちゃうと広告を配信できないので本末転倒。もしかしたらABEMA側も本当はどうにかしたかったのかもしれませんね。

◆同時視聴可能デバイス数は1台のみ

広告つきABEMAプレミアムの場合、ABEMAプレミアム限定作品の同時視聴可能デバイス数は、1台のみとなっています。

つまり、スマホで広告つきABEMAプレミアムを見ていたら、同じアカウントで他のスマホやタブレット、テレビでは見れないということになります。

まあ、これはABEMAプレミアムへの誘導のためにも仕方ない仕様かな？とも思います。
　

【他の動画配信サービスと比べてお得なのか？】

「見たいコンテンツがあるかどうか」が前提ではありますが、月額利用料が同じぐらいの動画配信サービスに「Amazon プライム・ビデオ」「DMM TV（プレミアム）」「dアニメストア」があります。

他にも動画配信サービスはたくさんありますが、ここでは月額利用料が同じぐらいの３つのVODの特長と比較して、あなたにとって広告つきABEMAプレミアムが魅力的に感じるか参考にしてみてください。

◆Amazon プライム・ビデオ

数多くのジャンルの作品が視聴可能！Amazon プライムのサービスが利用できる動画配信サービスです。比較的新しい人気洋画や劇場版アニメをさらっと配信しちゃうことも多いため、筆者もやめることができない動画配信サービスだったります。

月額利用料 600円（税込）

動画によっては都度課金が必要。一部、冒頭に少しだけ広告が入る動画がある（今のところストレスは感じない）。

スマホ・タブレットのみダウンロード機能あり。※対象外作品もあり。

同じアカウントで3台のデバイスで視聴可能。ただし、同じ作品を同時に視聴できるのは2台までです。ちょっとややこしいけどかなり良い仕様です。

◆DMM TV プレミアム

アニメ、邦画、国内ドラマ、お笑い、バラエティ、2.5次元・舞台などの動画あり。しかし、やはりアニメがメインの動画配信サービスですが、それでもかなり安い。

月額利用料 550円（税込）

広告はなし。

スマホ・タブレットで「ダウンロード視聴に対応している作品に限り」ダウンロード可能。

プロフィール最大３つ追加で合わせて4台まで同時視聴可能と、コスパで言えば冗談みたいに破格の動画配信サービスです。

◆dアニメストア

アニメ特化の動画配信サービスです。アニメをメインで見たいならおすすめ。

月額利用料 550円（税込）

広告はなし。

スマホ・タブレットで「ダウンロード視聴に対応している作品に限り」ダウンロード可能。

同時視聴はできません。
　

【まとめ】

ABEMAプレミアムが、2024/11/26以降に月額利用料 1080円（税込）に値上げされるため、魅力的に映る「広告つきABEMAプレミアム」。

加入を検討する際に気になるのは『広告がどれぐらい入るのか』ではないでしょうか。

さすがに無料版より多いということはないでしょうから（ないよね？）、加入前に無料版で、CMに耐えられるか試してみるのもよいかも。

ただ、広告を入れたいためか、ダウンロード機能がないのは大きなマイナスポイント。お外で動画視聴したい方は通信費に注意しましょう。

また、月額利用料が「税込580円」というのがなんとも中途半端に感じてしまいます。アマプラや DMM TVと戦う気なら勝負をかけて550円にしてほしかった気もします。

とはいえ、「アニメの独占配信」や「各種スポーツ」などABEMAにしかないコンテンツが広告つきABEMAプレミアムなら視聴できるのも事実！

悩みどころではありますが、「広告つきABEMAプレミアム」は動画配信サービス選びの選択肢として加えてよいサービスだと感じました。